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化学物質の新たな情報伝達方法「chemSHERPA」

2017/1/5

chemSHERPAとは?

それを解決するための取り組みの一つとして、アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP : Joint Article Management Promotion-consortium)が母体となってシステムを開発し、2017年からサプライチェーンにおけるあらたな製品化学物質含有情報の伝達スキームとして運用を開始しました。

対象物質

chemSHERPA

引用:経済産業省ホームページ「製品含有化学物質情報伝達スキーム【概要説明編】」より http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/other/douga.html


現在は日欧米の主要な法規制を対象にしているが、今後はアジア諸国の法規制についても取り入れる可能性がある模様。

手順は?

川下側からの依頼により、その依頼が上流側にさかのぼります。その後、川上側から情報を川下側に伝達していきます。

手順

引用:経済産業省ホームページ「製品含有化学物質情報伝達スキーム【概要説明編】」より http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/other/douga.html


化学物質から混合物までは化学品データ作成ツールを使用して、成分情報を伝えます。 原部品から完成品までは成形品データ作成ツールを使用して、情報を複合化させます。 川下の最終セットメーカーは製品全体の含有化学物質の管理が可能になります。

メリット

製品含有化学物質の情報伝達に、原材料メーカーから最終セットメーカーまで共通のスキームを使用するので、サプライチェーンの中で途切れる事なく情報を伝達することを期待されています。 また、多くの企業ごとの独自様式の情報伝達が川中事業者の負担を負っているケースもあります。その負担の軽減も期待されています。

経済産業省によると、平成28年3月の段階で58の企業と団体がchemSHERPAに賛同しています。 製品含有化学物質の管理を行う事は製品に付加価値を与える事になります。日本のグローバル競争力の強化に繋げていく事が期待されます。

chemSHERPAのホームページ https://chemsherpa.net/chemSHERPA/

アルマークでは、chemSHERPAに対応することが可能です。
※当社の範囲(化学品用データ)のみとなります。