リンクスインクジェットプリンター「プロサポート」をご活用頂いている旭ドラム株式会社さまを訪問し、アルマーク社員がお話を伺ってきました。
事業概要
容器業界において40年の実績をもつ株式会社松本商店の営業内容一切を継承し、特にドラム缶部門の独立専業として新発足。各種ドラム缶の洗浄・売買を営み、現在に至る。
旭ドラム株式会社
代表取締役:用正 賢治
設立:1926年4月
資本金:1,000万円
事業内容:
・新古ドラム缶の売買および洗浄加工
・1tコンテナ(ポリ・SUSを含む産業容器全般)の売買および洗浄加工
・上記に付帯する一切の業務
公式サイト:https://asahidrum.com/
四代続く老舗企業。新しい事に取り組みながら2026年に100周年
旭ドラムさんの事業内容についてお聞かせください。
旭ドラム 用正さま(以下、旭) :
私の曾祖父が立ち上げた会社で創業98年*、もうすぐ100周年を迎える会社です。私は四代目になります。
祖業は一斗缶(18L)のリユース事業で、その後はドラム缶(200L)のリユース事業にシフトし、私の代では更に大型の容器である1tコンテナ(1000L)のリユース事業も始めました。
*2024年時点
ドラム缶の再生にはどのような工程がありますか? 現場を見せてください。
旭 :
まず成形機でドラム缶の凸凹を整えます。次に、缶の充填口から洗浄を行い、乾燥させ検査します。
使用後の洗浄液は、規制に従った処理をするためこのような大掛かりな装置を用意しています。
洗浄後は古い外部塗装をショットブラストで剥離します。きれいに取り除いた後は指定塗料で塗装、焼き付け乾燥をさせます。最終工程でKHKマークを表示し完成となります。
このKHKマークとロット番号・日付をアルマークの機械で印字しています。現在の機械は3台目になります。
──様々な色の再生ドラム缶がありますね。
旭 :
お客様のご要望に従い、塗装しています。お客様によっては、指定塗料を使用することもあります。
「3つの思い」が企業理念。特に従業員にとって夢のある会社に
若い従業員の方が多く、活気がありますね。
旭 :
「社会への思い」「お客様への思い」「従業員への思い」の3つの思いを大事に経営をしています。
従業員については定着に力を入れています。休暇を増やしたり、給与・福利厚生面を見直しました。また、私自身が工業高校に直接伺うなどして採用活動もしました。大事なお子さんをお預かりするために進路相談担当の方に熱心にご説明することで継続して一人ずつ採用する事ができ、現在は先輩や同級生の薦めで若い人材が中途・新卒で入ってくれるようになりました。
──企業理念にある「従業員への思い」ですね。
旭 : はい。若い子が働いて夢を持てる職場にしたいと思っています。
プロサポートで安心感を感じる
現在使用している機械についてお聞かせください。
旭 :
保全担当が2名いるので、日常的には当社担当者が操作やメンテナンスを行います。
ですがエラー発生時に自社で復旧した際、アルマークから気をかけて電話をもらう事があります。経営者としては現場の状態がわかり助かるのと共に見守られている安心感を感じます。
また、アルマークの技術担当者が訪問した際にもプリンターに負荷をかけない設置環境にするアドバイスをもらう事もあり、オン・オフの場での関係が築かれています。
*プロサポート
産業用インクジェットプリンター専門技術員がクラウド技術を使用し、お客様のプリンターを見守り、サポートする新たな形のサービスです。
編集後記
採用が難しいと言われる世の中において、新卒を採用し定着の努力をされている経営者の姿勢に感銘を受けました。
当社の製品・遠隔サービスが少しでもお役に立ち、従業員の満足度向上の一助になればと思います!
インタビュー:西川