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スーパーやコンビニエンスストアで購入する食品には安全に、おいしく食べられる期間があり、その期限のことを「賞味期限」と呼んでいます。
賞味期限は様々な方法で印字されています。この記事では安全な食生活に必要不可欠な「賞味期限」の印字方法について紹介します。
賞味期限とは食品を美味しく食べることができる期限です。決められた方法で保存した場合、すべての品質が十分であると認められる期限を示す年月日です。
また、期限が製造してから3カ月以上の場合は年月で示す場合もあります。一方で賞味期限と似た言葉で消費期限という言葉があります。
消費期限は決められた方法で保存した場合、腐ったり、色が変わったりなどの品質の劣化により、安全を損なわない期限を示します。つまり、消費期限とは食べても安全な期限です。
賞味期限の印字とは、賞味期限を商品の箱や包装に印字することです。「賞味期限」や「消費期限」は、消費者にとって身の回りにあり、食料品や生鮮食品などで見かけます。
口にする食品の安全性を示す非常に重要な表示内容であるため、賞味期限の印字には、見やすい表示や間違いのない正しい表示が求められます。
印字には見やすさや正確性の他にもインクの耐久性も重要です。食品分野では印字後に冷凍・冷蔵やレトルト殺菌の実施もおこなわれます。そのため、耐水性や耐冷蔵冷凍、耐熱、耐レトルトに優れたインクが必要です。
賞味期限の表記には決められたルールがあります。賞味期限の印字はこのルールに従わなければなりません。
賞味期限は年月日までの記載が求められます。さらに表示方法にはさまざまな規定があります。
たとえば、「賞味期限 令和○年○月○日」といった年号での記載や「賞味期限 22.09.01」といった西暦の末尾二桁を記載した表示方法です。
一方で年月日を記載しない次の例は誤った例です。たとえば、「賞味期限 製造日から1か月間」や「賞味期限 製造日から3か月間」などがあげられます。
賞味期限の表示は消費者に見やすく、わかりやすくなくてはいけません。原則として日本工業 規格Z8305(1962)に規定する8ポイント(6号・2.8mm)以上の活字の使用が必要です。
一方で8ポイント以上の活字であっても、不明瞭で見にくく判別が困難であってもいけません。消費者が簡単に見分けられる賞味期限の印字が求められます。
賞味期限印字の印字には印字プリンタが使用されます。印字プリンタは「活字式プリンタ」と「デジタルプリンタ」に大別されます。
活字式プリンタとは刻印を準備し押印していく方式です。活字式も大きくインク転写式印字方式とリボン式に分けられます。
インク転写式の例はスタンプです。印字したい文字の型をゴムなどで作成し、型にインクを付け、型を対象物に押し付け転写する方式です。
インクリボンのインクを加熱された活字により、対象物の上から押し付け熱転写する方式です。インクリボンに熱をくわえられた箇所のインクが溶融し、タグやラベル、外装などに転写して印字します。
デジタルプリンタとは活字レスプリンタともいわれ、刻印を使用せずに押印していく方式です。
サーマルプリンタはリボン式の印字方式と似ています。異なる点は活字を押印するのではなく、加熱したプリンタヘッドでインクリボンを対象物に熱転写する点です。リボン式と同様に加熱された箇所のインクが溶融し対象物に印字します。
インクジェットプリンタはインクを吐出させて対象物に印字する方法です。連続式、ピエゾ方式、サーマルバルブ方式、バルブ方式など複数の方式が存在します。
レーザーマーカーはレーザーを用いて対象物に刻印する方式です。対象物の表面をレーザーで加工し、所望の文字を印字します。
食品分野と一言で言っても、包装容器は多種多様です。実際に賞味期限印字を行なっている素材を紹介します。
ピロー包装やパウチ、パック、フィルム類への賞味期限印字です。表面がつるつるしているものに対しての印字が求められます。
カップやボトルへの賞味期限印字です。たとえばケチャップやマヨネーズの容器、樹脂カップなどがあげられます。
缶詰や瓶のふたへの賞味期限印字です。ふたの側面に印字する場合もあり、高い精度の印字も必要です。
ガラスびんへの賞味期限印字です。ガラス曲面への印字も求められます。
コート紙や段ボールなどへの賞味期限印字です。お菓子の箱やレトルト製品の外装があげられます。
トロ箱への賞味期限印字です。魚などの生鮮食品の容器に用いられます。
段ボールやクラフト氏への賞味期限印字です。
このように賞味期限印字をする素材は紙や樹脂、金属と多種多様です。
賞味期限印字の方法や対象物について紹介しました。食品分野への賞味期限印字はあらゆる材質に対して見やすさと正確さが求められます。
アルマークでは食品包装への賞味期限印字に対応した連続式のインクジェットプリンタやスタンプなどの印字装置を取り扱っており、数多くの実績があります。食品分野への賞味期限印字にお困りの際には、アルマークへお声がけください。
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