インクジェットプリンターライブラリー

アルコール(溶剤)

2023.10.13
2023.10.13

水分子から水素原子が一個離れた原子団(ーOH)をヒドロキジ基と呼びますが、炭素水素の水原子をこのヒドロキシ基に置き換えた物の総称をアルコールと呼びます。炭素原子が水原子に結合する性質を持つため、極性溶媒である水にも溶けやすく、様々な溶剤に使われています。

一般的にエタノール(酒精)の事を指しますが、これは最初に認識されたものであることから来ています。化学的には有機物である炭素を含んでいるので、ガソリンやシンナーなどと同じく有機溶剤に分類されます。

酒類に含まれるものと溶媒などで使用される工業用では、有害なエタノールなどを混ぜている場合が多いので、摂取すると人体に悪影響を及ぼします。揮発性が他の溶剤に比べやや遅いものの、単体では環境や人体への影響が少なく、食品や薬品などのパッケージ用インクなどに使われることが多くあります。アルコールは特定・一般・変性に分類されていて、一般アルコール以外では飲用に用いなければ規制はありません。